
HISTORY
沿革
1954年 昭和29年
創業。編物の出版を開始する。創業者 瀨戸忠信。
1958年 昭和33年
法人設立。
1961年 昭和36年
全国に3万軒といわれた編物教室のネットワーク化をスタートする。社団法人日本編物文化協会が発足。
1967年 昭和42年
創業。編物の出版を開始する。創業者 瀨戸忠信。
1969年 昭和44年
財団法人日本手芸普及協会が発足。
1971年 昭和46年
全日制2年間のプロ養成目的のヴォーグ編物指導者養成校を開校。趣味としての「ヴォーグ学園」を開校。
1976年 昭和51年
株式会社NVロジテック設立。
1982年 昭和57年
通信販売事業を開始する。
1984年 昭和59年
エク・トリー部門の設立(1993年別会社化)。オリジナル毛糸の販売とアパレル事業に参入。
1992年 平成4年
押し花による教育事業を開始する。
1996年 平成8年
瀨戸信昭が代表取締役 就任。
2017年 平成29年
カンパニー制を廃止しお客様対応型組織へ移行。お客様対応型組織=ディビジョン制組織となりニッチ型事業の独自性を高めて行く事を目的とする。本社移転:東京都新宿区から中野区へ本社移転。
2022年 令和4年
株式交換により、藤久ホールディングス株式会社の完全子会社となる。
2023年 令和5年
瀨戸信広が代表取締役 就任。
2024年 令和6年
瀨戸信昭が代表取締役 就任。
創業の1954年(昭和29年)は、映画「ゴジラ」が公開され、マリリン・モンローが来日し、初の集団就職列車(青森~上野間)が運行した年でした。そんな時代に日本ヴォーグ社は創業を始めたのです。「編み物ヴォーグ」として出発した1954年からの長きに渡る社業の歴史をここにご紹介いたします。皆様の歴史と重ね合わせながらご覧いただければ幸いです。

1948~1954
日本織物出版社で辣腕を振るう
日本ヴォーグ社を立ち上げる前、日本織物出版社(1948~1954)で瀨戸は編集長、副社長として腕を奮った

日本織物出版社時代に手がけた本
日本織物出版社では、ファッション誌で数々のヒットを飛ばし、編物の本もかなり手がけた。しかし、好事魔多し。絶好調な出版事業を元に、さらに事業拡大を計った高級既製服事業で頓挫。急成長の同社であったが、わずか8年で立ち行かなくなり瀨戸は共同経営者と袂を分かつ。


1954.5
<創業>
創業者 瀨戸忠信が東京・文京区の自宅の一室を使い、妻・光枝と日本ヴォーグ社を創業


瀨戸夫妻と長男(現社長(当時1才))

1954
日本ヴォーグ社での最初の出版物
日本ヴォーグ社第一号の出版(1954年発行) 編物の人気が上がりつつある中、大手出版社にとってその分野はとるにたらないニッチ市場。瀨戸はそこに賭けた。 この第一号に全財産をつぎ込み、そして知恵と工夫を重ねて薄氷を踏むスタートであった。


1959.6
日本ヴォーグ社を大きく発展させた本
第一号の出版が上々のスタートとなり、<編物>の日本ヴォーグ社たらしめた大ヒット企画「計算なしで編める編物割出し表」


1959~
全国の編物教室とつながる
まだアパレルのない当時、そして女性の職業が差程なかった為、編物教室は日本全国で大盛況。 そこで教える先生方にとり、体型(型紙)の違う生徒さん達のための編図づくりは大変な作業であった。それを一気に解決する手引きとしてこの本をテキストにした全国の講習会場はどこも満席であった。


1961
社団法人の設立
講習会により全国の編物教室の講師との強力なパイプが出来、社団法人日本編物文化協会を設立。 1984年には会員数10万人を超え、編物の講師資格発行では日本最大(世界最大)となる。 (同協会は2015年公益財団法人 日本手芸普及協会と統合)


1967.10
「手編み通信講座」の開講
まだ機械での編物が主流だったが、どこでも手軽にできる<手あみ>に着目し通信講座を1年がかりで開発。初年度に33,000人の受講を皮切りに翌年には10万人を超え、4年後には社員が90名から178名となった。正に日本ヴォーグ社の大きな基盤となり飛躍の源となった。


1969
公益財団法人 日本手芸普及協会設立
編物での公益法人設立に続き、手芸分野でも協会を立ち上げる。こちらは多くの手芸講師の賛同を得た事で、財団法人としてスタート。歴代会長は叙勲の栄誉を得る。現在は、ニット、キルト、刺しゅう、レース、トールペイント、手織り、レザークラフト、カリグラフィー、ホームソーイングの全9部門で1万余名もの講師全員が活動。



1970.12
通信講座の大ヒットで市谷に本社ビル
毎年10万人を超える受講生を得て、市谷に12階の本社ビルを建設。念願であった教育事業(学校)に大きく一歩を踏み出す事となった。


1971.4
編物のプロ養成校スタート
市谷の本社ビル完成により、教育事業スタート。 世界でも唯一の全日制2年「ヴォーグ編物指導者養成校」を開校。編物のプロ養成として、社会構造の変化で閉校する迄25年間で956名の卒業生を送り出した。

ヴォーグ指導者養成校の講師陣
2年間の全日制の授業は多くの一流講師を招いて進められた。日本ヴォーグ社の「ビジネス」というよりも、編物業界の地位向上、発展という<願い>が詰まっていた。

趣味のためのヴォーグ学園も開校
プロ養成の「ヴォーグ編物指導者養成校」と併せて趣味として様々な手芸を楽しめるカルチャースクールを開校。 現在は、東京(水道橋)、横浜(関内)、大阪(心斎橋)、名古屋(車道)、福岡(天神)で1,400講座、11,000名が通う。


1984
創立30年を記念して高級ニットの市場づくり
ニットのファッション制を広め、編物教室での新たな需要掘り起こしで、編糸の開発からデザインに至る迄取り組む。また製品も専門店で販売。1996年別会社となる。編物教室の活性化に大いに貢献した。


1992~
編物教室のネットワークをベースに様々なジャンルの手づくりの輪をつくる
全国の編物教室のネットワークは<地域の交流の場>として地方では確たる地位を築いていた事から、時代に即し教室活動にマッチするジャンルが紹介されていった。

1992
押し花「ふしぎな花倶楽部」 会員数 11,361人(2024年)


1998
国際キルト博開催
公益財団法人 日本手芸普及協会と日本ヴォーグ社とで都心(東京国際フォーラム)で初の大規模キルト展を開催。海外からも多くの著名作家を招き、作品を展示し4日間で104,713名が入場し「パッチワークキルト」が一気に社会での認知を得た。




1999
磁器絵付「ポーセラーツ」会員数 9,212人(2024年)


2001.9
手芸・クラフトの総合ECサイト「手づくりタウン」オープン
2000年8月4日に手芸・クラフト愛好家の皆様に向けて様々な情報サイトとしてスタートした「手づくりタウン」。2001年9月にはEC機能を装備してお買い物が楽しめるようメニューも充実。現在では書籍、材料、キットなど合計約10,000点を取扱う日本有数の手芸・クラフト総合ショッピングサイトとして成長を続けている。 https://www.tezukuritown.com/nv/

2002.11
フィルムアート「グラスアート」 会員数 3,045人(2024年)


2017.5
東京都新宿区から中野区へ本社移転
新社屋は、1フロア1,000平方メートルの4階建てとなった。2階には自由にレイアウトできる約500㎡の「CRAFTING ART GALLERY」があり、多くの素晴らしい作家の作品を展示している。

中野本社社屋 全景

2019.9
ハンドメイドのオンラインレッスン「CRAFTING」誕生
さまざまなクラフトがオンラインで学べる「CRAFTING」事業がスタート。初心者から上級者まで、1400以上のコースが用意されており、趣味として気軽に小物を作る方から、資格取得やお教室開校を目指すプロ志向の方まで、幅広いニーズに応えている。 https://crafting.jp/

2019.11
編み物好き集まれ!「イトマ!」開催
毛糸好き、編み物好きに特化した糸のマーケットイベントを開催。全国各地の気になる毛糸屋さんがCRAFTING ART GALLERY に集結し、毛糸に触れて楽しい時間を過ごすことが出来る。2日間で2,000名を集める人気のイベントは今年で6回目を迎え、ますます編み物ファンを魅了している。



2022
ジャパンクラフトホールディングスの傘下へ
手芸業界の発展、企業間の相乗効果を目的として2021年に手芸専門店「クラフトハートトーカイ」を展開する藤久株式会社との業務提携を実施。2022年には株式交換により藤久ホールディングス株式会社(現・ジャパンクラフトホールディングス株式会社)の子会社となる。

2025
現在
PHILOSOPHY
心のこもったおつき合い
~お客様への基本姿勢~
01
わたしたちの仕事は、お客様が喜ばれること、満足されることにあります。お客様との「心のこもったおつき合い」を最も大切にします。
02
わたしたちは、お客様と向かい合っている時、会社の代表です。笑顔で「感じの好い応対」をします。「何か感じが悪い。と思われたら、お客様は離れていきます。
03
わたしたちは、お客様の声に耳を傾け、お客様の立場に立って〈考動〉します。お客様の表に現れない望み、不安、とまどいなどを感じ取る努力をし続けます。何気ない会話やお客様のつぶやきの中から、お客様の「思い」を感じ取り、迅速に応対します。
04
わたしたちは、「知りません」「ありません」「できません」とは言いません。必ず一度お受けし、現状できる限りの努力をし、その結果をできるだけ速やかにお伝えします。
05
わたしたちが提供する価値を評価するのはお客様です。何事もお客様に確認することを習慣にします。


GREETING
ご挨拶
ハンドメイドで Happyライフを
手づくりを通じて<幸せ>を感じていただける活動が私たちの喜びです。
株式会社 日本ヴォーグ社
代表取締役 瀨戸 信昭